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イムファカットがお送りするボーイズトイ・玩具・食玩系のレビュー的な何かしらです

【ネタバレ】仮面ライダー平成ジェネレーションズ FOREVER観てきたよ!

どうも更新サボタージュしすぎたカットです_(┐「ε:)_

プライベートでなんやかんやあって気力が戻らずなかなか気分が乗りませんでしたが

お正月に子供達と一緒に平ジェネForever観てきたら最高すぎたので久々の更新です\( 'ω')/

 

さて、早速感想を言わせて貰うと

ライダーファン必見の映画!まさか観てない!?

MOTTAINAI!!です\( 'ω')/

 

いや〜今作はシナリオのバランスはすごく良かったです!

メタに全振りの設定がかなり功を奏していると思いましたね。とにかくエモい…

ざっくり流れをまとめると

 

タイムジャッカーでラスボスのティードがクウガの世界に干渉した結果「平成ライダーの存在がフィクションになった世界」になった。→特異点である少年シンゴ(クウガ時代の人間)がジオウの時代に逃げる→特異点の影響(?)でジオウ時代にいるソウゴと戦兎はライダーとしての存在を保つ。が、影響は残り様々な「歪み」が現れる。→ジオウとビルド、過去ライダーによりティード/アナザークウガは撃破され時は平常に戻る。

 

とまあこんな感じなんですけど、うまくジオウと電王の設定をミックスさせてまとめてありました。

ただこれだけだと「どこに感動するんだ?」って話なんですけど、それを熱弁するには大きく2つにパートを分けたいと思います\( 'ω')/

…が、その前にキーパーソンである少年、特異点の弟であるアタルについてちょっと触れておきたいです。

クウガ時代から連れ去られた特異点の少年シンゴ(おそらく小1くらい)

彼が連れ去られた後に生まれたのがアタル(劇中ではおそらく高校生)なのですが、小さい頃は消えた兄をいつかライダーが助けてくれると漠然と信じライダーファンを続けていたが、いつしかライダーは好きだが存在しない存在、フィクションの存在でしかないと思う様になっていた。

こんな彼がすごく重要な役割を担うのですよ。

 

 

【パート1 / シナリオ】

タイムトラベルモノって大別すると「時系列モノ」と「パラレルモノ」に分かれると思うんですが、これをライダー過去作に当てはめると、電王は「時系列」、ディケイドは「パラレル」、ジオウは現状設定から察するに「時系列」に当たるのかなとは思うんですが(ジオウに関しては「全ての過去ライダーと時系列が繋がったパラレルワールド」の可能性もあるんじゃないかな)

まあとにかくタイムトラベル+過去ライダーの設定入り混じるとただただややこしいし、破綻がいっぱい!

この辺はもう「考えるのはやめた!!」笑

ドライブ&ゴーストでもバタフライエフェクトに触れていたあたりから察するに「考えちゃダメ」案件なのかなぁ…今作もこの辺が引っかかりポイントとしてあります。長編シリーズ+タイムトラベルモノとしての宿命っすかね…

 

ただ、ただですよ!?今作が凄いのはそれを覆すといっても過言ではない禁忌の大技をかましたとこなんですよ!!それこそが上記で述べた「平成ライダーの存在がフィクションになった世界」なのですよ!!

これってつまり作中ライダーが、自分が物語の存在なのだと認識してしまうって事なんですよ!!

それってつまり!!この瞬間!!本当の意味で仮面ライダーと視聴者である我々が!!完全に繋がった瞬間でもあるんですよ!!メタメタのメタなんですよ!!

ああ〜たまんない!!この瞬間からタイムトラベル設定の破綻なんてどっかすっ飛んで行きましたよ笑

 

ソウゴと戦兎がライダーオタであるアタルの部屋に訪れた際に過去ライダーや自分のフィギュアなどを見ちゃうんですよね。(余談ですが息子たちにパパの部屋じゃんって言われましたw)

そこで自分たちはフィクションの存在なのだという事実を突きつけられ、作中では当然ソウゴが「自分は虚構の存在なのか…」と思い悩む訳ですが、戦兎が「それでも俺たちはここにいる、存在しているんだ!」的な事を言う訳ですよ。先輩ライダーの風格っすね!かっこいい!!というか戦兎自身の出生もアレだから説得力が違うw

さらに追い討ちをかけてきたのが電王での設定「人の記憶こそが時間なんだよ」ですよ!!

記憶にある限り現実も虚構も関係なく「存在」しているのだという強引だが妙にある説得力。

さらに佐藤健登場で、知らずに見た人はパニックだったでしょうねw

 

 

【パート2 / 演出】

人の記憶にライダーがいる限りライダーは不滅!!虚構とか関係ない!

仮面ライダーは居るんだよ!!」

という、ある種のちびっこの「ライダーって本当に居るの?」に対するベストアンサーをこの平成の最後にぶち込んできた公式。ちょっとこれ最高すぎひんか!?

最初は「おいおい子供が見る映画でライダーは作り物って言っちゃって良いのかよ」とか思いながら観てましたけど杞憂でしたわ。

 

劇中終盤に差し掛かり、平成ライダーが総出演してくる訳ですけど、それも「人の記憶に居るライダーが現実として現れる」といった演出で、街のキッズ達が、お父さん達が、お母さん達が「ライダー!!」と叫ぶと各々が思い描くライダーが現れるという胸熱展開!!ここから圧倒的熱量の平成ライダーカーニバルが始まる訳ですよ\( 'ω')/これはもうとにかく観てとしか言いようがない憎たらしい演出が盛りだくさん!!

必殺シークエンスなんかも当時をリスペクトしながら映画パワーでさらに昇華され、とにかくファンが喜ぶ事を詰め込んだ印象。(ただ響鬼はキックしないんじゃね?w)

ライダーシリーズを追いかけて来た人ほど感動する仕上がりでした。

ファンサービスがてんこ盛り。メタ設定でさも自分も劇中の人物になったかと思う錯覚。絶えないライダー走馬灯。細かい問題なんて何処へやら\( 'ω')/アタルを中心に街の人々を介して、観ているファンが自身と重ね、ああ〜ライダー好きでよかった〜〜と思わせる映画でした。